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橋本税理士・行政書士事務所

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建設業の原価管理・予算管理

工事台帳を作成して工事別原価を集計する

前々回、前回でご紹介した工事原価の費目別計算間接工事費の配賦により集計した工事原価は、工事台帳を記帳することにより行います。

工事台帳は、工事管理台帳、工事原価台帳、工事原価管理台帳とも呼ばれます。

ここでは、工事原価計算の流れやその上で作成する工事指図書や工事台帳についてご紹介いたします。

工事原価計算の流れ

手順1 受注した工事に工事番号を付して工事指図書を発行する

工事を受注したら、まずは工事指図書を作成します。
工事指図書とは、下記のようなものです。
 

工事指図書

○○建設株式会社                            工事No.0000

工事名称○○ビル受命先

東京都豊島区南池袋0-00-00

(株)○○ビルディング

受注年月日2016年8月1日工事期間

自:平成28年9月1日

至:平成29年3月31日

工事場所東京都豊島区南池袋0-00-00設計図書No.0000
担当部署○○部添付書類○○○○1部、○○○○1部
社長営業部長総務部長工事部長現場所長作成者

 

 

    

 

 

手順2 直接工事費を各工事台帳に記帳する

発生した工事原価を各工事台帳に記帳します。
工事台帳とは、下記のように工事ごとに日々の取引を集計するための帳簿です。

工事番号は、工事指図書において割り当てた工事番号と同じ番号を用います。
会計帳簿の伝票番号を工事台帳にも記載しておくと、突合がしやすく便利です。
 

工事台帳

工事No.0000                      工事期間:28年9月~29年3月

工事名称:○○ビル                      請負金額:000,000,000円

年月日伝票
No.
 摘要 工種材料費労務費外注費経費 合計 
金額金額金額 科目  金額 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         
合  計      
手順3 間接工事費を各工事台帳に配賦する

間接工事費(現場共通費)を集計し、費目別の配賦基準に基づき各工事台帳に配賦します。
間接工事費の配賦方法は、前回ご紹介したとおりです。

まとめ

工事台帳を作成することにより、各工事の収支内容利益率などを把握することができますので、工事台帳は経営上の判断のために役立ちます。

また、経理において未成工事支出金完成工事原価の金額を正確に算出するためには、工事台帳の作成が必要不可欠になります。

そのため、建設業においては、工事台帳の記帳が欠かせません。

総合的な建設工事を行う会社においては、費目別、工種別に工事原価を集計できるように工事台帳の様式を工夫する必要がありますが、1つの種類の工事のみを請負う会社や小規模会社においては、費目別の工事原価を工事台帳に転記するだけでも十分です。

まずは簡単な形式でも構いませんので、面倒であっても工事台帳を作成するようにしましょう。

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代表者

橋本 匡貴
(はしもと まさき)
  • 税理士、行政書士
  • 山梨県大月市出身
  • 東京都豊島区在住