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建設業の経営分析
損益計算書とは、企業の経営成績を明らかにするために、1会計期間におけるすべての収益とこれに対応するすべての費用を記載して経常利益を表示し、さらに特別損益に属する項目を加減して当期利益を表示した財務表をいいます。
損益計算書からは、企業の収益性を読み解くことが可能です。
ここでは、損益計算書の構造とそこから企業の収益性の分析するための手法についての基礎をご説明いたします。
損益計算書は、完成工事高、完成工事総利益、営業利益、経常利益、当期純利益が区分表示されています。
損益計算書
Ⅰ 完成工事高 Ⅱ 完成工事原価 完成工事総利益 Ⅲ 販売費及び一般管理費 営業利益 Ⅳ 営業外収益 Ⅴ 営業外費用 経常利益 Ⅵ 特別利益 Ⅶ 特別損失 税引前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 当期純利益 |
完成工事高から完成工事原価を差し引いたものが完成工事総利益となります。
完成工事総利益とは、工事施工による活動の成果をいいます。
なお、建設業以外の事業を営んでいる場合においては、兼業事業売上高、兼業事業売上原価、兼業事業総利益という区分もあわせて表示することになります。
完成工事総利益から販売費及び一般管理費を差し引いたものが営業利益となります。
営業利益は、企業の主たる営業活動の成果をあらわします。
販売費及び一般管理費は営業活動から生じる費用になりますが、完成工事高に間接的に対応するものであることから、完成工事原価とは区分して表示します。
営業利益に営業外収益を加算して営業外費用を減算したものが経常利益になります。
経常利益は、企業の経常的な諸活動の成果をあらわします。
経常利益に臨時的な損益である特別利益および特別損失を加減算したものが当期純利益となります。
すでに述べたとおり、損益計算書からは、企業の収益性を読み解くことができます。
企業経営の活動は、いかに利益を上げていくかということが主な目標です。
そのため、財務分析の本質は収益性の把握にあるといっても過言ではありません。
収益性を分析し、その分析から課題を発見し改善を加えることによって、将来の利益増につながるわけです。
次回以降は、具体的に完成工事高や投資額に対する利益の割合による指標を用いた収益性分析や損益分岐点の分析について解説してまいります。
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建設業の税務・会計は、他の業種と比較して複雑で分かりにくいものになっております。
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